マーケティングというと、よく分からない、難しい、というイメージを持っていませんか?
そう感じるのも、もっともです。
なぜなら、今までさまざまなマーケティング理論が発表されていますが、決定的なものはなく、うまくいっていると思っても、時代が変化するにつれて、うまくいかなくなったりするものもあるくらいです。
つまり、マーケティングはこれで、こういう理論に基づく、という決まったものがないのです。
それでは確かに「よくわからない」「難しい」という話になるわけです。
では、なぜそんなことになるかというと、マーケティングの対象が人であり、さらに沢山の人を対象にするからだと言えます。
人の購買欲は多様であり、文化によって、時代によって変化するものです。
ですから、杓子定規には語れない、答えのはっきりしないものだから難しく感じるのも当たり前なのです。
ですから、マーケティングを考える際、多様性があり変わりゆくものであるとの前提で話を進めていくと、見えてくるものがあります。
人の心理を知ることが有益だということ、 そして幸い、人の心理に関しては学問として随分と体系化されてきています。
もちろん、まだ発展途上ではありますが、「心理学」を知っておくことはマーケティングを学ぶにあたって必須と言えるでしょう。